調べるにはかなりやっかいな専門知識が必要な情報を、
誰にでもわかりやすくお届けします!
この記事の情報は、自動車メーカーのカーナビ企画の経験と大学院のナビに関する専門知識をもってお伝えするため、信頼性は高いと考えております。
スマホナビとは

スマートフォン(スマホ)で使用できるナビゲーションアプリのことです。
ある地点からある地点までのナビゲーションを行なってくれます。
様々な移動手段が想定されているアプリもあり、
「徒歩」「クルマ」「電車/バス」「タクシー」の中から選ぶこともできます。
ただし、このブログでは、
「スマホのナビアプリを車で使用する」場合のみに絞っております。
スマホナビで出来る事

スマホナビを使用することで、
車の渋滞情報を加味したうえで最適なルート案内をしてもらえます。
また、従来のカーナビと同様に、
近くのファーストフードやフリーワード検索、渋滞情報を聞いたりと、
様々なことが出来るようになりました。
スマホナビのクオリティは、年々カーナビに近づいており、
安いカーナビよりもスマホナビの方がクオリティが高い場合もあります。
スマホナビとカーナビのどちらを選ぶべきは、
メリットとデメリットを知ったうえで、
あなたに合った方を選ぶべきなので、下記の記事を参考にしてみてください。
スマホナビの仕組み

誰にでも、とにかくわかりやすくをコンセプトにしているブログなので、
とにかくわかりやすく説明しますね。
ナビゲーションをする際には、
自分が今いる位置(現在地)と、
到着を目指す位置(目的地)を知る必要があります。
目的地は、
地球上の緯度経度の情報を用いてしまえば、
ピンポイントで地図内の目的地を指すことが出来ます。
一方で、現在地は、
基本的にはGPS(Global Positioning Systems)を使用します。
3つの人工衛星から、はじきの法則(距離=速さ×時間)を使えば、
理論上は現在地が1点に定まりますね。
しかしながら、
人工衛星が2つ以下しか見えない位置で1点に定まらない位置や、
ビルの谷間で、人工衛星の電波がビルに当たって跳ね返ると、
余計に時間がかかってしまうので、
本来と違う位置を算出してしまいます。
そのため、少し誤差範囲を設けて現在地を見せるナビが多いです。
あまり知られていないのですが、
スマホの強みは何と言っても都市部の位置精度です。
その方法は、
“データ通信できない見知らぬWi-Fi”から、
電波の強さを測定して位置を記憶しておくことで実現できます。
つまり、
事前に、”すべての位置でWi-Fiの種類と各種類から受け取る電波の強さを測って”おきます。
それらのデータをデータベースに保存しておきます。
位置を算出するときには、
現在地の”Wi-Fiの種類と各種類から受け取る電波の強さを計測”し、
データベースの中から、その境遇に一番近い境遇の位置を見つけます。
この計算式を取り入れることで、
都心部の位置の精度は上がります。
都心部にWi-Fiはいっぱいありますからね。
あとは加速度センサー(遠心力を測るセンサー)で、
曲がった方向や加速を算出して、
位置情報を把握しています。
その後、
マップマッチング*を行なって位置を特定します。
(*算出された位置から、地図上の一番近い道路上の位置を現在地に置き換える処理)
ほとんどのスマホナビアプリは、
これらの方法を主に組み合わせて位置を算出しています。
スマホナビの使い方

スマホナビを利用する際には、
ナビゲーションアプリをダウンロードする必要があります。
※スマホに標準で入っているナビアプリを使用してもOKです。
おすすめのアプリは下記の記事で紹介しております。
あとは簡単です。
最初に行先を検索し、ヒットしたらその場所を目的地に設定します。
その後に、同じ要領で出発地を設定します。
その後、ルートを比べて1つに絞り込みます。
ナビが開始されます。
だいたいどのアプリもこの方法でナビの機能を使うことが出来ます。
スマホナビの弱点

スマホナビの弱点は、
GPSもWi-Fiも届かない場所です。
そうです。トンネルです。
トンネルの中で、GPSやWi-Fiの電波は非常に通りづらいです。
そのため、スマホは現在地を算出できなくなってしまいます。
しかしながら、
最近になってトンネル内でも現在地が動くようになったとの情報がありました。
どうやら、
GPSやWi-Fiの情報が亡くなった位置(トンネルの入口)から、
GPSやWi-Fiの情報が再び見えた位置(トンネルの出口)までを、
加速度センサーを使って、補間しているようです。
特にトンネルの位置精度は、カーナビよりかなり劣ると思います。
宜しければ、他の記事も参考にしてみてくださいね。